愛になりたい

「大丈夫・・・ 
 だって、センパイ自身が
 分かってるはずだもん・・・」




センパイにはいつも
笑っていて欲しかった・・・





「そーだな・・・
 そーだよな・・・」



「うん、頑張りすぎないで
 きっと 大丈夫だから・・・」



「アリガトな
 宮村・・・」


「って、いつまで
 俺の背中にしがみついてんの?」


「キャー!!」




と、今までしがみついて
いたのが私じゃないって
いうくらい 驚いて離れた・・・







学ランの広い背中
センパイの鼓動
大人に思えた




そして、遠く感じた・・・