「流石にヤバくね?」 周りからそんな声が聞こえた 「さ!行こうか」 久留米君がわたしに右手を差し出してくれた 「なんで勝手にさっちゃんにお触りしようとしてんの!?」 みっちゃんが久留米君の手を遮った 「いっ行こ!!サツキちゃん!!」 みっちゃんに手をひかれて 「う・・・うん」 人混みの中を振り切った その人混みの中心に 向井さんがいるとも知らないで