「あ、ああ。そうかもな。友野って元保…さんと仲いいよね?」
「え、うん。芽とは仲良くなったかな」
ふーん、名前で呼んでるって事は結構聞けそうかもな。
「そっか、元保さんの誕生日とか分かる?」
「うん、知ってるよ。確か…」
それからいくらか聞いた後、友野が急に話を変えた。
「どうして芽の事聞いてるの?もしかして、好きなの?」
直球な質問。
はい、残念。ボール。
直球なのにボール。
「好きじゃないよ。ちょっと、協力してんの」
「そっか、そうなんだね。」
「おう、ほんとありがとな。助かったわ」
これでやっと鬱陶しい事から解放されるよ。
感謝ッス。


