何が楽しくて俺に構ってくるんだ?



ただ少し面識があるってだけじゃねぇか。



しかも、俺にとっては中学生扱いした奴だし。





ちょっと、顔が童顔なだけ。




そうほんのちょーぴりだ。



それだけでも怒りが湧いてくるとゆうのに。




馬鹿にしやがって。



「…ねぇ?どうしたの?怒ったの?」




無言で歩いていると後ろから元保の声と走る足音が聞こえた。




でも、喋ってやんね。



このまま早く家に帰ってしまえばいい。




あるく速度は緩めずに、ずっと黙ったままの俺。




俺の顔を覗こうとする元保から顔を背けて話しかける声も無視した。






「…もう、ねぇーって…ごめんってばぁ…」



顔は読み取れないけれど急に弱々く泣きそうな声を出して足を止めた元保。