…はあああああ!?




ほんと、何こいつ!



俺は眉間に皺を寄せながら、信じられないとばかりに顔を歪ませた。




元保が俺の顔をちらっと見る。



ぷっと吹き出す音が聞こえたかと思えば、今度は大きな声で笑いだした。




「何その顔ー変!」




「はあ!?お前のその問題発言のせいだろうが。つかお前の脳みそのが変じゃんか」




くすくすと笑い続ける元保に俺は、苛つく感情を含めて言い返した。





「何よー冗談じゃんかぁ。そんなんも分らないの?」




笑うのをやめてため息をつきながら元保は言った。



そんな元保に俺は言返す気すら起こらず黙ったままあるく速度をあげた。




いらいら。




いらいらいら。



募る思いは足に込められて踏み出す一歩が大きく強くなる。




こいつは、単に俺を怒らせたいだけなんだろうが?



いちいち俺の苛つくポイントを押していきやがる。