まじ、腹立つ。
俺は立ち上がると、しゃがみこんだまま俺を見上げる女を睨んだ。
「俺、あんた嫌い。」
俺は、荷物を肩にかけ直し歩くスピードを速めた。
「え、ちょ!」
後ろでそんな声が聞こえる。
俺は、立ち止まると後ろは振り向かないまま言った。
「あんた、女なんだからこんなところいつまでもいんなよ。」
嫌いだけど、まあこれくらいなら言ってやる。
知らんふりなんてできねぇし…。
俺は、そういうと逃げるように走った。
今日は説教くらって反省文書かされて、おまけに最悪な事言われて…。
まじついてねぇー!!


