「お前、女子からもてるとかどんだけ嬉しいことか分かってんの?」
「別に、興味無かったらそれだけだろ。」
贅沢なやつ・・・。
俺もルックス良ければいいのに。
恭治の席の前に俺は座ると、自習の間恭治と話したり周りのやつを巻き込んで遊んだ。
途中五月蝿すぎたのか、隣のクラスの先生がやってきて一喝された。
まあ、そのあと静かになったわけじゃないけど。
「なあ、この後の蹴って、どっか行かね?」
混ざって遊んでいたクラスで仲の良い北岡慎也がいうと、殆どのやつが参加すると言った。
「どーする、恭治。俺らも行くか?」
俺がそう聞くと、恭治は眠たそうにあくびをした。
「俺は別にどっちでもいい。」
「俺も別に。まあ、てことで俺パスな慎也」
ええーという慎也の声。


