理人さんに言われて仕方なく元保を待っていると、俯いたまま理人さん達から俺のところに来た。
「…いくぞ」
小さく頷いて出て行く俺の後ろをついてくる。
おどおどと店の前で立っていた岡っちが俺と元保が出てきた瞬間、地面に崩れるように座った。
「なにしてんだよ~」
笑いながら言った俺に、
「安心して腰抜けた」
と目を開いたまま言った岡っち。
優等生だからなぁ~ 岡っちは。
笑いながら立たせると、後ろで俯いていた元保が俺のシャツを掴んだ。
「なに?」
冷めた声で、低く言う。
それでも元保は掴んだままで、
「ごめん。」
と呟いた。


