携帯を見ると岡っちからの電話。
岡っちがおれに電話なんて何事?
電話に出ると、むこうからの声は聞こえなくて無言だった。
「…なんだよ?どうした?」
いきなり電話かけてきて。
「も…元保さんが…」
やっと聞こえた声はふるえている。
その言葉に出てきた名前は元保。
「何、あいつがどうしたの?」
家の明かりがないのは居ないからなのか?
「恐い感じの人たちに囲まれてて…俺、どうしたらいいか」
「どこにいるんだよ!」
岡っちから場所を聞いて俺は駅の方向に走った。
何してたんだよ、あいつ。
休んで外うろうろして、柄の悪いやつに絡まれて。
ばか、か!
必死に走って、額には汗がうきでていて。
汗でシャツが体にひっつく。
やっと駅に着いて岡っちを探すと、顔を青ざめた岡っちが俺の元へ駆け寄った。
「ごめん、俺。恐くて止められなくて!頼れるの進藤しかいなくて…」
「んなこといいから、あいつどこ!?」


