「…お知りになられているかと思いました。 匡崎財閥はご存じでしょう? その経営者、恭平様の息子様で、もちろんこの学園にいらっしゃいますの…。 抜群の容姿と、優しいご性格。もちろん知性も素晴らしいのよ」 そんなに凄い方だったの…。 そんな事を思うと、私の世界は狭いと改めて感じた。 しかし、ここまで香恋さんが褒めるとは、余程の凄い方に間違いはない。 「…一度お目にかかりたい…」