「よっ!菜々、また見てる~」


「うわ。びっくりしたぁー…何も見てないもん」


「このこの~♪」



そう言って私を冷やかすだけ冷やかして逃げる彼女は


親友の玲ちゃん。


私が見てるのは、私の大好きな



――――椎名先生。