慣れとは恐ろしいもので…。

まるで悪魔の執事(?)に捕らわれ数時間。


友人との約束を勝手にキャンセルされご飯もろくに食べれず…。




ぐぅー…

悲しい音をたてる自分のお腹を撫でる。


これまで生きてきた中で一番の空腹かもしれない…。



脳が、体が命を守ろうとこの環境に慣れ始めている。




日常なんてここには存在せず、あるのは空腹と憂鬱と悪魔だけ。


「…。」

「…。」

お互い何も話さない。話そうとしない。


重苦しい静寂に、


ぐぅー…



空腹の叫びだけがこだまする…。