好きの想いは右肩上がり



え―――!?
急だなぁ…



てか、私お風呂も入っちゃったからすっぴんにパジャマなんだけど…。




まぁ会いたいから…いっかぁ



しかも、実は私の部屋に龍くんが入るのは初めてだったりする。

マンションには何度も送ってもらったことはあるが、龍くんは決して入りたいとは言わなかった。

だから緊張する~。





落ち着きなくウロウロしてるとチャイムがなり、龍くんがやって来た。





そっとドアを開ける。
すっぴんが恥ずかしいから半分だけ顔を出した。



「龍くん…いらっしゃい」


「…結ちゃん、何で顔半分なんだ?…入って良いか?」





「あ、うん。どうぞ…


すっぴんだからあんまり見ないで////」