「クラインの馬鹿・・・」 少女はそう呟くとバンダナをとった。 そこから現れたのは獣の耳。 左側の前髪を横にやり、ピンでとめる。 ゆっくり開いた左目は“悪魔の瞳” 服を脱ぐと腰あたりからは獣の尾。 「顔だけでも気づきなさいよ・・・」 少女の正体はミラノだった。