悪魔と騎士団 ver.2


「あっ・・・」

ここでクラインはあることに気がついた。

港に着いた時にミラノがいなくなったのは

このことを知って・・・?

そうだとしたら・・・!

「はぁ~・・・」

クラインは深いため息をつきながら

両膝を立て、そこに顔を伏せた。

そして、「なにもかも俺のせいじゃん」と

小さく呟いた。