言葉が出なかった。 ミラノがいない・・・?! 「じゃ、じゃぁ巨大な魔物は?!」 焦って起き上がるクライン。 だが、貧血でまた横になる。 「まだ起きないで下さい。 ・・・私が言った時は 巨大な魔物なんていませんでしたよ?」 嘘だ・・・。 少女を疑う。 本当なのかもしれない。 しかし、信じたくない。