ずっと思い描いていた凪の姿―…


今は思う存分味わえる


ひとりの女にハマるなんて思ってもいなかった


こんなにも誰かを恋い焦がれて自分を失うことも…


「凪っ…」


こうしてお前の体に口づけて快感に酔うことも…

『あ…んっ…』


甘い吐息に体が刺激されることも…


何もかもが予想外だ


体が熱くて熱くてどうにかなったみたいだ


『も…っとぉ…』


快感に顔を歪ませる凪に煽られて唾液が溢れるくらい激しくキスを交わす


堕ちていく…


どこまでも堕ちていく―…


凪の体を愛撫すると甘い声があがる


『ふっ!!アンッ…まさとぉッ!!』


凪はシーツを握りしめ、涙を浮かべながら快感に耐えていた


そんな顔すんなよ


壊したくなるだろ―…?