『あの子が…俺と付き合えなかったら死ぬって…だから…仕方なくっ…』
八頭は今にも泣き出しそうだった
「や…」
名前を呼ぶ前に体がに八頭の方に傾いた
八頭は私の手を掴み、更にぐっと引き寄せた
『傷つけたことくらいわかってる…。でも…今でも凪が好きなんだ…!!』
私はギュッと目を瞑った
ああ…
変わってない…
八頭は私とつき合いだしたあの日と変わってなどいない
このぬくもりも
腕の力も
ねえ…?
私達…キチンと話し合えていたら今もまだつき合っていたのかなあ…?
私はゆっくりと体を離した
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