「なんでお前は俺にその話をしようとしたんだ…?」
そう聞くと大原はフッと笑った
『似てると思ったから…』
大原は続けた
『私もあんたも異性に諦めがついてる所があるから…』
そうかよ…
「似てねぇよ」
そう言うと大原は大きく目を見開いた
少なくともお前は俺とは違う…
「お前のほうが俺よりましだ」
生徒会室の扉を開ける
出迎えてくれたのは目の覚めるような朱―…
「早く、帰れよ?」
俺は一度も大原の顔をまともに見ることができないまま生徒会室を出た
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