「それからは簡単だった。私は愛とか恋だとかっていうものを真っ向から否定するようになった」
もう絶対に恋なんてしない…
「私は自分の容姿を使って男を手にとるようになったわ」
ちょっと甘い声をだすだけでついてくる、バカな男達…
「そして…自分の外見を最大限に生かすためにこの学校に入学した…」
あれほど毛嫌いしていたのに、割り切ると途端に楽になった
「きっとあたしは復讐したいのよ…。あたしを裏切った八頭に、上っ面しか見ない男達に…」
そうすることでしか自分を保てなかった――…
「これで私の話は終わりよ…」
そっと目を開ける――…
匡人はゆっくりと口を開いた―…



