なん…で…っ!!
あたしの目から一筋、涙が零れた
『凪っ!!』
悠の声は聞こえなかった
あたしは走った
もうなにも見たくない
なにも聞きたくなかった
どうして…っ…?
なんで…?
2つの疑問だけが頭の中をループする
悠はあたしの心の闇を取り去ってくれた
ときに優しく、ときにくすぐったいほどにあたしを愛してくれた
本当に大好きだった――…
柄にもなくこの恋は永遠に続いていくんだとそう思っていた――…
「うああああぁっ!!」
住宅街にあたしの泣き声だけが響いた
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…