「放してよ!!」
私は会長の手を振り払った
「どうしてくれるのよ!!せっかくの上玉だったのに!!」
私のチャンスを返してよ!!
『うっせーな…。黙れよ。』
会長はうざそうに眉をしかめた
「黙ってられるか!!あーもう…あれじゃ私と会長が恋人同士みたいじゃない…」
私は頭を抱えた
あの上玉はもう私には話しかけてこないだろうし…
一番の収穫だったのにぃ…!!
『少しは感謝しろよ。変な男を追い払ってやっただろ?』
会長は全く反省していなかった
むしろ楽しそうにクスクス笑っていた
もしかしてわざと…?
私のチャンスをわざと潰したのか…?
「馬鹿!!最低―っー!!」
私は会長に向かってそう叫ぶと会場に中央に戻った
最低!!あの愉快犯!!心の底から腹が立つ!!
私は会長への怒りをぶつけるようにお酒を飲んだ
もうどうにでもなれーー!!



