初めて、壇上から微笑むアイツを見たとき


私の頭の中で警鐘が鳴った


こいつは危険―――…


私の本能がそう囁いた


一度捕らえられたらもう逃げられない


まるで蜘蛛みたい…


知らない間に糸の中に迷い込んで


後はジワジワと食べられるのを待つだけだ


私は絶対に捕まるもんかっ!!


そう決意していたはずだった―――…