「ひゃ!何!?プッ、ククッ…。くすぐったいよー、棗。止めてぇー!」
「え、ヤダ。」
え、ヤダってなんだよ!
「だって稚春、俺見て笑ってただろ。…その仕返し?」
…な、なんて子供なんだ…。
「わ、分かった!分かったから!悪かったって!」
もぅ限界!笑い死にする~!
と思った瞬間、くすぶりの嵐が止んだ。
…あ゙ー、助かった…。
マジで死ぬかと思った…。
まだ私の上に乗っかっている棗を軽く睨む。
すると、棗は肩を揺らしながら笑っていた。
「何よ!棗が悪いんでしょ!」
頬をプクーと膨らまして棗に怒る。

