「うん。あ、でも隼人達に怒られないかなぁ。」
「大丈夫だろ。…でも、稚春がそんな気を俺に起こさせたら分かんないけどね。
でも、稚春に手ぇ出した時の事を考えると手はなるべく出したくねぇなぁ。
友情破滅しちゃうし?手ぇ出した後が恐いし?」
そう言いながら棗はちょっとおちゃらけた風にわざとブルッと身震いをするマネをする。
その様子を見て
…いつもはクールですましてるのにこんな面もあるんだ。
と少し笑えてくる。
でも、此処で笑ったら棗に失礼だなと思い笑いを堪える。
なのに、棗は何を思ったのか
「とりゃ!」
と私をベッドに押し倒して私の体をくすぶる。

