あれから棗の部屋に入って棗と二人きりなんだけど…








き、気まずい…。









何か話題…話題…。





と頭をグルグルと回転させる。





「稚春?」



「うひゃぁ!?」






…///




なんともまぁ…女っ気の無い声が出てしまった。





「クックックックッ。ごめん、ごめん。驚かせちゃった?あのね、服どうする?って聞こうかと思って。」




と棗は首を傾げる。





…あ、そうだ。





服、制服のままだった。





どうしよう…。






着替えとか勿論持ってきてないしなぁ。






と悩んでいると




「俺ので良ければあるけど…どうする?制服、ぐちゃぐちゃになるよりはマシだと思うんだけど。」




と親切に棗は服を差し出してきた。