「俺にも棗にやったあれ、やって!」




と言って抱きついてきた。











…は?












「な…にそれ。」








連の言葉にさっきまで力んでいた力が一気に抜けていって、そのまま床にペタンと座る。








「何だよ~!連に殺されるかと思ったぁ~!」




さっきの連の恐さと安心感で涙が出る。




「こ、殺されるって!」



「だってぇ~、恐かったんだもん!」




涙を拭いながら連を見る。







すると連は




「だぁあぁああぁあ!」




と言って部屋から出ていってしまった。