まだ覚醒したばかりの目をパチパチと瞬きさせる。 ………デ、デカイ。 絶句する私の目の前には、とてつもなく大きい家が一軒。 その光景を見て呆然としている私に、赤髪男は肩から私を降ろしながらかったるそうに口を開いた。 「お前、重たい。」 「なっっ!!失礼なっ!」 「本当の事だろ。」 …はぁっ!? ふんっ、と顔を私から背ける赤髪男を睨む。 こ、こいつ… 感じ悪っ!!!