しかもものすごい目付きで隼人が睨んできてる。怖い。激しく怖い。




私は何もしてないのに睨まれるとか最悪だ。




「連、降ろして!」



「今日一日これで過ごそうぜ~?」



「目潰すぞ。」



「それ飽きた。」




隼人の様子に焦って降ろすように連に言ってみたけどやっぱりダメだった。



何故そこで頑固を発揮する必要があるんだ。連さま、私はあなたにそこまで頑固を貫き通す理由を二枚半の原稿用紙で説明をすることを要求します。




「っていうことで原稿用紙買ってこようよ。」



「腹空いてんのか?」




原稿用紙食べるまで落ちぶれてねぇよ。



連のツッコミに思わず「は?」声を漏らす。それを連は気にも止めずに「まぁ食べたくなったなら仕方ねぇ。それ高級食品か何かか?」来た道を引き返そうとしていて慌てて止めた。この人危ない!色々と危ない!!






「チッ、つまんねぇの。」



「つまんないじゃないってば。ってか原稿用紙は高級食品でもなんでもないからね。読書感想文とか書くので使うやつだからね。」



「読書か……?…………そんぐらい知ってるし。」




知らなかったんだね。