―――――――
――――
――
「あー、やっと解放されたぁー。」
肩を回してポキポキと鳴らす。マジで疲れた。
あの叫びの後、本当にラッチョ("先生"は面倒臭いからつけない)の説教があって…
30分間、メチャクチャこっぴどく怒られた。でも意外と短くて驚いた。
だから私は思った。
ラッチョのカツラをつける姿を見たら見て見ぬふりをすればいいと。まぁ私は見て見ぬふりはできないけど。絶対に指さして笑う自信あるね。うん、大いにある。
「塚、普通あそこまで怒る？」
普段は真面目なんだから少しは甘くしてくれてもいいのに。容赦ないなぁ。
「…はぁ。」
ま、解放されただけマシか。それに親には言わないって言ってくれたし、今日の遅刻の分は取り消してくれるって言うし。
それで我慢してやりますか！
「かーえろ。」
気持ちを切り換えて校門に向かう。
帰って何しようかな～。
と、思っていたとき
