実と香に無理やり連れていかれたカラオケで隼人にぶつかって…。 言い合いをしてたら荷物みたいに持ち運ばれて…。 凄く大きい《SINE》で色んな人と仲良くなって…。 隼人は、本当は優しく笑う事ができるって事が分かって…。 …っ、 さっきの柔らかい笑顔を思い出す。 あれは、反則だ。 「…もう寝よう。」 今日一日が体的には疲労の塊だったのか瞼がどんどん重たくなっていく。 今日、大変だった。でも。 「た…のしかった……。」 薄れる思考の中、そう呟いて意識を手放した。