『ん~...。また寝ちゃったぁ...』 5時間目終了のチャイムが鳴った。 あたし、16歳の末村佑姫は毎日の日々の大半が"睡眠"という時間。 この席の日当たりは本当に最高。 授業中に寝ていても影が薄いから先生には全く気付かれない。 いわゆるクラスの幽霊生徒的な存在のあたし。