【うわー…嫌な感じの女って思ったかなぁ】 英美は自分の態度に悲しくなった。 「きたなっ!くさっ!て思ったんちゃうん?」 顔を上げると『大村康太』の上着を来たチャラ男が見下げて笑っていた。 「…めっちゃ思いました」 英美は顔が赤くなったのが自分でもわかった。 「大雨やねんから、しゃーないやん!」 ドカッと英美の前に座ると飴を机に置いた。