natural~きらいになりたい~


休憩室の掃除をしていると上着と靴下が干されていた。

「もー汚いな。」

つまんでめくると名札がついていた。


『大村康太』


「あっ!!アタシのこと気に入ってるとかいうやつや!」

一応“忘れ物”として事務所に持って行ってたたんでおいた。


「すいません。」

振り返ると…チャラ男が立っていた。

「それ俺のんですわ。」



英美は驚きと喜びでいっぱいだったが、無言のまま上着を渡した。