『俺のなの!!』


その様子が子供のように思えて先ほどのお母様の話を思い出してしまった


「愁ってちっちゃいころはすんごく甘えん坊だったんだって?」


『………お袋になに聞いたか一晩中聞かなきゃいけないみたいだな…』


……どうやら覚悟しなければならないようです


でも、その前に…


「愁は今…幸せ?」


そう尋ねると愁は少し驚いていた


でも直ぐにその返事をくれた


『当たり前』


わたしもだよ―…


なんだかくすぐったくて愁の腕に絡みつく


この幸せがずっと続きますように――…









【END】