『ふふっ♪なんだか楽しいわね~』


真昼のオープンカフェは人でごった返していた


「はぁ…」


私は曖昧な返事しか出来なかった


なんで…私が…


愁のお母様と仲良くお茶してんのよ――――っ!!


時は1時間ほど前に遡る――…



――――――…
―――――…
――――…



『今日、泊まってくだろ?』


愁の家でまったり過ごしていると愁が私に確認してきた


「いいの…?」


ここのところ忙しくてまともに会えてなかった


頭の中では仕方ないって諦めてたけど本音を言うとやっぱり寂しい…


それを見抜いていたのか愁は優しく微笑んだ


『いいに決まってんじゃん』


「だって久しぶりの休みなんでしょ?ゆっくり休んだほうが…」


愁はそのセリフを遮るようにキスを施した