『美弦、おいで?』


愁は自分の脚の間を指差して私に座るように促す


「うん――…」


私も素直に従う


愁の体が背中から被さってきてすごく温かい


ああ――…


幸せ――…


幸せだなあ…


愁と婚約して、こうして一緒にいられて…


私ってば幸せもの!!

「しゅう~。」


私のうなじにキスをしている愁を呼ぶ


『どうした?』


私は振り返ると、不安げに見つめてくる愁に今の自分の気持ちをぶつけた


「だあいすき!!」


愁はしばらく呆気にとられていたが、

『俺も…。美弦が好きだよ。』

クスッと笑って私の頬にキスを落とす