キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り教室のドアが開いた。





「ほら~席つけ」



「え~今日からこのクラスの担任になった大崎疾風(ヒロサキハヤテ)です。」





異動してきた新しい先生らしい……



「まぁ後で自己紹介するから、廊下に並んで体育館行って下さい。俺、用事あるから。」



「はぁーい」






背が高くて、顔も整っていて体育会系の新しい先生。



「そーら、宙っ、なにボーッとしてんの?廊下行くよ」



「んっあっごめん。」





話しかけてきたのは親友の楢崎心美(ナラザキココミ)。おんなじソフト部なんだ






「心美、担任けっこう良くない!?」



「どう言う意味で言ってる?」



「カッコいいなぁーって」



「でも確かにカッコイイかもね」



「だよね!」



「始業式で鼻血出すんじゃないよ」



「出さないよ~」




そんな事言いながら体育館に行った







今思えば、これが先生と出会った最初だったんだ