俺が死んでから一週間、俺は零と一緒に死者を神の元へ送る仕事を続けていた。
死者達の死んだ理由や、やり残した事は色々違うけど、みんな願いを叶えてもらうとスッキリした顔で神の元へ逝く。
そんな死者達を見ると俺も何だか嬉しくてこの仕事に誇りを持ち始めた。
そして今日も一人の男を神の元へ送った後、達也は美樹の家へ向かった。今日は翔梧と二人で遊んだ日だ。
達也が美樹の家に行くと、ちょうど二人は帰って来た所だった。美樹の表情はこの間より少し明るくなっている。
「今日はありがとう。久しぶりに楽しかった」
「また行こう」
「うん。じゃあね」
手を振って美樹が家に入ろうとするのを翔梧が引き止めた。
「美樹」
「何?」