零と仕事をして二日目が来た。
昨日は仕事が終わったあと、零が公園で朝が来るのを待つと言ったので達也もそれに付き合った。
何でも、次の死亡者リストが来るのが朝らしく、朝が来るまでやる事が無いらしい。
零に家で待っててもいいと言われたが、達也は帰らなかった。
みんなの様子が気になったけど、きっと明るくないだろう。正直みんなを見るのが怖く、帰る勇気がない。
零と特に話しもせず朝を迎え、零が動き出したので達也もベンチから立ち上がった。
「今日も行くのか?」
「ああ。毎日必ずと言っていいほど人間は死ぬからな」
「そう考えると憂鬱だな」
「お前もその一人だけどな」
「零もな」
達也がそう言うと、零はフンと鼻を鳴らして一服しだした。