『ふふふ』


女神は笑う


『やっぱり世界は面白い(笑)
長老神様に頼んで“あの子”
を創ってもらったのは
正解だったなぁ』


女神は思う


『女神様。お手紙が届いております』


天使は言う


『う〜ん、其処らに置いといてぇ』


女神は面倒くさがり屋


『長老神様からですが、よろしいのですか?』


天使は働き者


『えー、まだお話の途中なんだけど』


女神は読者好き


『また、後でできますよ』


天使は女神の読む本が好き


『そうだね、物語はほっておいても
時と共に廻るものだ』


女神は本を閉じる


しかし物語は時のままに………