♀ 萌亜 side ♀




『ただいま、電話に出ることが出来ません。ピーと鳴りまし…ブチ』


「はああぁ…出ないかぁ」



何回かけても

海は電話に出なかった。




結局あたしは

一人、自分の部屋の窓から遠くに見える花火を見た。