あたしは勇気を振り絞り、 後ろを振り向く。 「奏……」 そこにいたのは、 去年よりちょっと背が高くなってて 全然変わってない、 ラフな洋服をまとった 奏がいた。 「誰かと待ち合わせ?」 ニコッと笑う笑顔も 全然変わってない。