「位置について!」 ……… 大丈夫だよね? 頑張ろ…! 「よーい」 ゴクン と喉を鳴らして唾を飲み込む。 《パーンッ!》 ピストルの音と共に、みんなが一斉に走り出し あたしも走り出した、 その時…… 「あっ……」 足がもつれて、 クラッとして 「萌亜!!」 海の叫び声を最後に、 あたしは意識を失った。