「おーい!萌亜?」 「ん……」 あたしはいつのまにか寝ちゃったみたいで、 麗奈ちゃんに起こされた。 「次、障害物競走だよ?大丈夫?」 「うん…。行ってくるね」 「頑張って♪」 麗奈ちゃんのリレーはお昼を食べ終わって、 最後だから出番はまだまだ。 あたしはクラクラする頭で集合場所に向かった。 「はい。じゃーみんないるねー!進んでー」 係の先生の声でグラウンドのスタートラインに並ぶ。 うぅ……。 緊張する…!