「失礼しまーす」 繋いでいた手を離し、職員室のドアを開ける。 「おぉ。そこ置いて帰っていいぞ」 「はーい」 「分かりました」 持っていた紙を、 指定された場所に置いて俺達は職員室を出た。 職員室を出ると、 俺はすぐに萌亜の手を握る。 萌亜は顔を赤くしながらも、 しっかりと握りかえしてくれた。