公園に着くと、 萌亜はチャリから素早くおりて ベンチではなく、 ブランコに走っ行った。 「海!ブランコ乗ろう!」 こっちを向かず明るく言った萌亜に すこし違和感を感じた。 なんか、 無理してるような……。 そんな感じで。 「海ー!早く!」 それでも、 萌亜が笑ってるからいいやそう思って ブランコをこぐ萌亜の後ろに回る。 「え、海!?」 「ばーか」 「きゃあぁ!」 俺は思いっきり後ろから萌亜が座る ブランコを押す。 我ながら思うけど…… 俺ってガキだな。