相変わらず、新倉海の周りには人だかりが出来ていた。 新倉海を4人でジーっと見ていると、 ガタンッ と立ち上がってドアに向かう。 そうすると、 みんなもドアに向かった。 「なんだか、王様みたいだね新倉って」 「確かに…みんなが家来みたいだよ」 「きっと俺様タイプなんだよ」 それぞれ口にする3人の言葉に、 あたしは苦笑いすることしかできなかった。