やばい…… これはやばいかも…。 どうしよう? 新倉海は席に着いたらしく、 隣の男子生徒が話しかけていた。 「「「萌亜、後でゆっくり話そうか」」」 麗奈ちゃん、雅ちゃん、アヤちんの声がハモってあたしを見てくる。 そんな圧力に、 「は、はい……」 あたしは困りながらも返事をした。