その日の帰り道、 萌亜のチャリを俺がこいで 後ろに萌亜が乗って 2ケツで帰るのが日課になっている俺達は、 いつものようにクラス委員の仕事を終えて 帰る。 「なぁ萌亜、公園寄ってかねぇ?」 「ん?いいよ」 萌亜の家から歩いてちょっとのところに 小さな公園がある。 砂場と ブランコと 滑り台と ベンチしかない そんな小さな公園。